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  (2017/1/25)
  1月28・29日に、チェコ文学翻訳者の阿部賢一さんをお招きしてイベントを行います。場所は京都御所近くの書店モンターグ・ブックセラーズ。多数のご来場をお待ちしております。詳細は→こちらへどうぞ。



新刊のご紹介


幻想の坩堝(るつぼ)
ベルギー・フランス語幻想短編集
岩本和子・三田順 編訳
岡本夢子・小林亜美・松下和美・村松定史 訳
定価:1800円+税
ISBN:978-4-87984-352-4
在庫ございます

内容紹介

  ベルギーという国のことは、日本ではあまり知られていないかもしれません。ヨーロッパの縮図と言われ、EUの本部が置かれている国。三つの公用語があり、ゲルマンとラテンの文化が拮抗する国。チョコとビールの国、「フランダースの犬」の舞台……
  そしてなによりもベルギーは、数多くの幻想文学作家を輩出してきた国でもあります。今回、そうしたベルギーの作家たちの作品集を編んでみました。
  『青い鳥』で有名なモーリス・マーテルランクや『死都ブリュージュ』のジョルジュ・ローデンバック、邦訳も多くあるトーマス・オーウェンやジャン・レー、ミシェル・ド・ゲルドロード、さらにはこれまでなかなか邦訳紹介されてこなかったエドモン・ピカール、フランス・エレンス、マルセル・ティリーといった作家の作品を収録しています。
  巻頭には、アンソロジスト・東雅夫さんによる序「ベルギーの魔に魅せられて」を収載。蠱惑に満ちた幽暗の文学世界へ、読者のみなさんを誘います。


【本書収録作品】
夢の研究  (モーリス・マーテルランク/岩本和子訳)
時計  (ジョルジュ・ローデンバック/村松定史訳)
陪審員  (エドモン・ピカール/松下和美訳)
分身  (フランス・エレンス/三田順訳)
エスコリアル  (ミシェル・ド・ゲルドロード/小林亜美訳)
魔術  (ミシェル・ド・ゲルドロード/小林亜美訳)
不起訴  (トーマス・オーウェン/岡本夢子訳)
夜の主  (ジャン・レー/三田順訳)
劇中劇  (マルセル・ティリー/岩本和子訳)


編者・訳者・執筆者紹介

岩本和子(いわもと・かずこ)
  ※編者、「夢の研究」「劇中劇」翻訳
  神戸大学大学院国際文化学研究科教授。
  専攻はフランス語圏文学・芸術文化論(ベルギーのフランス語文学、スタンダール研究)。博士(文学)。   著書に『周縁の文学─ベルギーのフランス語文学にみるナショナリズムの変遷』(松籟社)、『スタンダールと妹ポーリーヌ─作家への道』(青山社)、『ベルギーとは何か─アイデンティティの多層性』(共編著、松籟社)など。訳書にデル・リット『スタンダールの生涯』(共訳、法政大学出版局、二〇〇七年)など。


三田順(みた・じゅん)
  ※編者、「分身」「夜の主」翻訳
  北里大学一般教育部講師。博士(学術)。
  専攻は比較文学(ベルギーにおける象徴主義文学、美術)。
  著書に『ベルギーを〈視る〉 テクスト─視覚─聴覚』(編著、松籟社)、『ベルギーとは何か─アイデンティティの多層性』(共著、松籟社)がある。訳書に『フランダースの声─現代ベルギー小説アンソロジー』(共訳、松籟社)等。


村松定史(むらまつ・さだふみ)
  ※「時計」翻訳
  フランス文学者。元名城大学教授。
  著書に『人と思想 モーパッサン』(清水書院)、『旅と文学』(沖積舎)、『ジョルジュ・ローデンバック研究』(弘学社)など。訳書にローデンバック『静寂』『樹』『白い青春』(森開社)、ペヨ『キングスマーフ』『コスモスマーフ』他五巻(小峰書店)など。『デイリー日仏英・仏日英辞典』『身につく仏和・和仏辞典』他(三省堂)を監修。


松下和美(まつした・かずみ)
  ※「陪審員」翻訳
  群馬県立館林美術館学芸員。
  群馬県立近代美術館にて「オディロン・ルドン展」(二〇〇一年)、「アンジェ美術館展」(二〇〇二年)担当。
  『フランソワ・ポンポンの人と作品』(群馬県立館林美術館、二〇〇八年)執筆・編集。


小林亜美(こばやし・あみ)
  ※「エスコリアル」「魔術」翻訳
  京都女子大学文学部外国語準学科講師。博士(文学)。
  主な研究業績に、「スタンダールとシュネッツ 「1824年のサロン」における「偉大なる画家」」(『EBOK』、神戸大学仏語仏文学研究会、二〇一六)、「スタンダールの小説における絵画的引用と人物描写の問題─ 『リュシアン・ルーヴェン』と『パルムの僧院』を中心に」(『フランス語フランス文学研究』、日本フランス語フランス文学会、二〇一一)など。


岡本夢子(おかもと・ゆめこ)
  ※「不起訴」翻訳
  京都大学大学院文学研究科博士後期課程、ベルギー・リエージュ大学博士課程在学中。
  モンマルトルに実在した文学キャバレー「Le Chat Noir」を中心に十九世紀末フランス・ベルギー文学を研究。
  主な研究業績に、「Le Chat Noirにおけるフュミストリーと19世紀末文学の関わり」(『仏文研究』、二〇一三)、「Le Chat Noirにおける総合芸術の具現化 : 影絵劇『聖アントワーヌの誘惑』にみる新しさ」(『関西フランス語フランス文学』、二〇一四)など。


東雅夫(ひがし・まさお)
  ※「序」
  アンソロジスト、文芸評論家。怪談専門誌『幽』編集顧問。
  研究批評誌『幻想文学』の編集長を一九八二年の創刊時より務める(二〇〇三年終刊)。
  著書に日本推理作家協会賞を受賞した『遠野物語と怪談の時代』(角川選書)、編纂書に『世界幻想文学大全』全三巻、『日本幻想文学大全』全三巻(ともにちくま文庫)、『幻想文学講義「幻想文学」インタビュー集成』(国書刊行会)、『幻想と怪奇の英文学』T・U(共編、春風社)など多数。


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関連書

『ベルギーを〈視る〉』


『ベルギーとは何か?』