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松籟社からのお知らせ

  20世紀オーストリアの作家トーマス・ベルンハルトによる自伝的中篇『原因』日本語版を刊行いたしました。2016年に刊行しました『ある子供』とともに、ぜひご一読ください。  (2017/12/15)


新刊のご紹介


原因 一つの示唆
トーマス・ベルンハルト 著
今井敦 訳
2017年12月15日
定価:1,700円+税
四六判・ソフトカバー・160ページ
ISBN:978-4-87984-360-9
在庫ございます

内容紹介

  没後四半世紀を経ても多くの読者を魅了する恐るべき作家トーマス・ベルンハルト、その全作品をとく鍵と言われる〈自伝〉五部作の出発点。
  オーストリア北部の都市ザルツブルク。モーツァルトの生地としても有名なこの都市で過ごした中等学校時代を、作家は振り返る。日々暮らした寄宿舎を統べていた ナチズム、そしてカトリシズムの抑圧的機構を弾劾し、故郷ザルツブルクへの悪罵を書き連ねながら、「人生のもっとも凄まじい時代」の回想のなかに、自らを形成した「原因」を探っていく問題作。


著者・訳者紹介

トーマス・ベルンハルト(Thomas Bernhard, 1931-1989)
  20世紀オーストリアを代表する作家のひとり。少年時代に、無名の作家であった祖父から決定的感化を受ける。
  音楽と演劇学を修めつつ創作をはじめ、1963年に発表した『凍え』によってオーストリア国家賞を受賞。一躍文名を高める一方で、オーストリアへの挑発的言辞ゆえに衆目を集めた。以後、『石灰工場』『古典絵画の巨匠たち』『消去』『座長ブルスコン』などの小説・劇作を数多く発表。1988年に初演された劇作『英雄広場(ヘルデンプラッツ)』でオーストリアのナチス性を弾劾するなど、その攻撃的姿勢は晩年までゆるがなかった。
  1975年に刊行された本書『原因』では自身の中等学校時代を綴り、以後、自伝的作品を続けて発表、1982年の『ある子供』までで五部作をなした。
  1989年、58歳で病死。


今井敦(イマイ アツシ)
  1965年生まれ。中央大学文学部卒業、中央大学大学院文学研究科単位取得満期退学。1996年から2000年にかけてオーストリアのインスブルック大学に留学、同大学にて哲学博士(Dr. Phil.)取得。
  現在、龍谷大学経済学部教授。
  専攻は現代ドイツ文学。
  著書に『三つのチロル』、訳書にトーマス・ベルンハルト『ある子供』、ハインリヒ・マン『ウンラート教授』、ヨーゼフ・ツォーデラー『手を洗うときの幸福・他一編』がある。


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