松籟社からのお知らせ
・2025年のノーベル文学賞が、ハンガリーの作家クラスナホルカイ・ラースローさんに授与されました。弊社は受賞者の小説『北は山、南は湖、西は道、東は川』の日本語版を、早稲田みかさんの翻訳で2006年に刊行しています。出版元として、光栄のおすそ分けをいただいたかたちで、クラスナホルカイさん、早稲田さんに感謝しております。
ただ大変申し訳ないのですが、『北は山、南は湖、西は道、東は川』は長らく絶版で、在庫がございません。また、翻訳権も失効していますので、重版(復刊)も少なくとも短時日では難しいという状況です。他の選択肢も併せて検討し、予定さだまりましたら改めてアナウンスいたします。
ノーベル賞作家の、また日本(京都)を舞台にした小説ということで、注目いただいていますのに、本が用意できなくて本当に心苦しく思っています。申し訳ありません。
弊社刊行物を新刊中心に扱います直販サイト松籟社Storesを設けています。よろしければご利用下さい。
新刊のご紹介
※新刊の書誌情報は、「版元ドットコム」の各書籍紹介ページをご覧ください。在庫状況や書評情報、また各オンライン書店さんでの在庫状況もご確認いただけます。
・20世紀ヨーロッパ文学を代表する大作の新訳・抄訳版『特性のない男―ウルリッヒとアガーテ』を刊行しました
→版元ドットコム『特性のない男』紹介ページ
・18世紀から21世紀までのドイツ文学が描いた家族という虚構を読みほどく論集『フィクションとしての家族―近現代ドイツ語圏における家族の文学史』を刊行しました
→版元ドットコム『フィクションとしての家族』紹介ページ
・「エゴ・ドキュメント」から福清出身華僑の移住・定住の軌跡を読み解く文化人類学の成果『日本の福清出身華僑の生活誌─移住、生業、故郷とネットワーク』を刊行しました。
→版元ドットコム『日本の福清出身華僑の生活誌』紹介ページ
・第一次世界大戦期のアメリカで戦争、国家、知識人について独自の視点から健筆を振るったランドルフ・ボーン。その代表的論文を収録した『消された作家カイ・フン──植民地主義・民族主義に抗う「小さな物語」』を刊行しました。
→版元ドットコム『消された作家カイ・フン』紹介ページ
・著者自身のトラウマの経験から語るフェミニズム神学『灰の箴言 暴力、贖罪の苦しみ、救済の探求』を刊行しました。
→版元ドットコム『灰の箴言』紹介ページ
・第一次世界大戦期のアメリカで戦争、国家、知識人について独自の視点から健筆を振るったランドルフ・ボーン。その代表的論文を収録した『戦争と知識人・国家 ランドルフ・ボーン論文集』を刊行しました。
→版元ドットコム『戦争と知識人・国家』紹介ページ
・坂口周さん著『「世界」文学論序説』を刊行しました。近年の世界文学論流行のなかで見失われてしまった主観的・心的な「世界」という観点からアプローチする、新しい世界文学論です。
→版元ドットコム『「世界」文学論序説』紹介ページ
・ユーゴスラヴィアの作家ダニロ・キシュの代表作『ボリス・ダヴィドヴィチのための墓』日本語版(奥彩子さん訳)を刊行しました。詳細は下記ページをどうぞ。
→版元ドットコム『ボリス・ダヴィドヴィチのための墓』紹介ページ