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フランダースの声
モンテカルロ
ペーテル・テリン 著
板屋嘉代子 訳
46判ソフトカバー、168ページ
定価:1,700円+税
ISBN:978-4-87984-350-0
在庫ございます

内容紹介

  1968年、モンテカルロ。
  F1モナコグランプリのスタートを控えたサーキットで、その事故は起きる。
  居合わせた人気女優を、身を挺して救ったひとりの整備士の、その後の人生は――
  ベルギーにおけるオランダ語文学の「現在」を紹介するシリーズ「フランダースの声」、第二弾です。


著者・訳者紹介

ペーテル・テリン(Peter Terrin,  1968- )
  1968年、ベルギーの西フランダース州ティールトに生まれる。
  23歳の時、オランダ人作家ウィレム・フレデリック・ヘルマンスの小説『ダモクレスの暗室』に出会ったことが転機となり、作家を志す。
  1998年に短編集『ザ・コード』でデビュー後、発表作品が数々の文学賞にノミネートされ、評価を高める。2009年に刊行した『守衛』ではEU文学賞を、2012年刊行の『死後に』ではオランダ語圏の権威ある文学賞AKO文学賞を受賞。ベルギー・オランダ語圏の代表的作家として、国内・オランダはもとより、翻訳を通じてヨーロッパを中心に広く読まれている。日本語への翻訳は本作が初めてとなる。


板屋嘉代子(イタヤ カヨコ)
  国際外語専門学校英語ビジネス本科卒業。海運会社勤務を経て、1995年から2001年までベルギーのアントワープに滞在する。
  帰国後フリーランスでオランダ語の実務翻訳に従事する傍ら、公益財団法人フランダースセンターのフランダース文学翻訳セミナー(2010年/2011年)に参加。同センターの編集により刊行された現代ベルギー小説アンソロジー『フランダースの声』(松籟社)では、アンネ・プロヴォーストの作品『一発の銃弾』の訳を担当した。他の訳書に『シタとロットふたりの秘密』(西村書店)がある。


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『火曜日』(フランダースの声)