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フランダースの声
火曜日
エルヴィス・ペーテルス 著
鈴木民子 訳
46判ソフトカバー、234ページ
定価:1,800円+税
ISBN:978-4-87984-349-4
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内容紹介

  ふだんと変わらない、とある火曜日に、老人は思いだす。
  若きころの無軌道な生活を、ともに過ごした女性たちを、そして、動乱期のコンゴで過ごした日々を……
  ベルギー・オランダ語文学の「現在」を紹介するシリーズ「フランダースの声」、第一弾をお届けします。


著者・訳者紹介

エルヴィス・ペーテルス(Elvis Peeters,  1957- )
  ベルギー・フランダース地方のフラームス=ブラバント州グリムベルゲン出身。本名ジョス・ヴェルローイ(Jos Verlooy)。
  1982年、パンクロックバンド「Aroma di Amore」のヴォーカリストとして音楽活動を始める。1990年代以降は執筆活動も手がけ、1992年に短編集『猿の時間』を刊行してからは、小説や詩集、児童書、脚本など、コンスタントに作品を発表。作品はいずれもエルヴィス・ペーテルス名義だが、妻のニコレ・ヴァン・バール(Nicole van Bael)と共同で創作しているという。国内およびオランダで読まれているだけでなく、ヨーロッパを中心に翻訳紹介されている。日本語への翻訳は本作が初となる。
  2006年刊行の『数えきれないもの』および本作『火曜日』は、オランダ語圏で権威ある文学賞であるリブリス文学賞の最終選考作品に残った。『火曜日』はAKO文学賞においてもノミネートされている。


鈴木民子(スズキ タミコ)
  京都外国語大学ドイツ語学科卒。公益財団法人フランダースセンターにてオランダ語を学ぶ。
  ドイツ語とオランダ語で実務翻訳に従事しながら文芸翻訳を学び、2010年および2011年、フランダースセンター主催のフランダース文学翻訳セミナーに参加。同センターが松籟社より出版した現代ベルギー小説アンソロジー『フランダースの声』では、トム・ラノワの作品『完全殺人(スリラー)』の訳を担当した。


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