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シリーズ〈図書館・文化・社会〉1
トポスとしての図書館・読書空間を考える
相関図書館学方法論研究会 編著
2018年4月27日
定価:3,000円+税
A5判・ハードカバー・272ページ
ISBN:978-4-87984-363-0
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内容紹介

  図書館という場とその機能の分析を軸に、図書館を中心に広がる読書空間を多様な観点から考察する論集。
  シリーズ〈図書館・文化・社会〉第1巻。


【主要目次】
(川崎良孝・吉田右子)Public Libraryに関する認識の歴史的変遷:アメリカを例にして
(スバンヒルド・オーボほか著  久野和子 訳)公共図書館は出会いの場(meeting places)としてどのように機能しているか
(福井佑介)読書装置に関するレトリック:公立図書館・貸本屋・「無料貸本屋」
(山崎沙織)母親自身の読書活動から親子の交流活動へ:
          1970年代から1980年代の長野県PTA母親文庫における親子読書の受容についての一考察
(金晶)「上海の窓」電子書籍寄贈サービスに関する研究
(周卿)図書館間国際交流を推し進める上海国際図書館フォーラムの発展
(中山愛理)ピッツバーグ・カーネギー図書館における児童サービス空間
(川崎良孝)ボストン公立図書館ボイルストン街図書館の建物:完璧なモデルから最悪のモデルへの転換


著者・訳者紹介

川崎良孝(かわさき  よしたか)
  京都大学名誉教授。
  著書に『アメリカ大都市公立図書館と「棄てられた」空間』(京都図書館情報学研究会、2016)、『現代の図書館・図書館思想の形成と展開』(編著、京都図書館情報学研究会、2017)などがある。

吉田右子(よしだ  ゆうこ)
  筑波大学大学院図書館情報メディア研究科教授。
  著書に『メディアとしての図書館』(日本図書館協会、2004);『デンマークのにぎやかな公共図書館』(新評論、2010)などがある。

久野和子(くの  かずこ)
  神戸女子大学文学部教育学科准教授。
  著書に『図書館トリニティの時代から揺らぎ・展開の時代へ』 (共著、京都図書館情報学研究会、2015)、訳書に『場としての図書館:歴史、コミュニティ、文化』(共訳、京都大学図書館情報学研究会、2008)など。

福井佑介(ふくい  ゆうすけ)
  京都大学大学院教育学研究科講師。
  著書に『図書館の倫理的価値「知る自由」の歴史的展開』(松籟社、2015)がある。

山崎沙織(やまざき  さおり)
  東京大学学際情報学府修士課程修了、同年より東京大学事務職員。
  論文「『読めない母親』として集うことの分析」(『社会学評論』vol. 66, no. 1, 2015)、「『本を読む母親たち』は誰と読んでいたのか」(『Library and Information Science』no. 77, 2017)等を発表。

金晶(Jin Jing)
  上海図書館国際交流センター「上海の窓」担当主任。

周卿(Zhou Qing)
  上海図書館国際交流センター

中山愛理(なかやま  まなり)
  大妻女子大学短期大学部国文科准教授。
  著書に『文化の朝は移動図書館ひかりから』(共著、日本図書館研究会、2017)、『現代の図書館・図書館思想の形成と展開』(共著、京都図書館情報学研究会, 2017)がある。


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関連書

福井佑介『図書館の倫理的価値「知る自由」の歴史的展開』