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図書館の倫理的価値「知る自由」の歴史的展開 |
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福井佑介 著 |
2015年8月10日 |
定価:3,000円+税 |
A5判・ハードカバー・258ページ |
ISBN:978-4-87984-337-1 |
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内容紹介
「図書館の自由に関する宣言」や「図書館員の倫理綱領」といった文書の成立過程や社会との関係を実証的に明らかにしながら、戦後の図書館界における権利保障の思想の展開を精緻に跡づける。図書館と社会との関係性という、従来の戦後図書館史研究が扱ってこなかった主題を前景化した、新たな図書館史記述の試み。
【主要目次】
序章
第1章 図書館の倫理的価値としての「知る自由」の成立
第2章 図書館問題研究会と権利保障の思想の展開
第3章 「図書館の自由に関する宣言」の改訂と法学的「知る権利」論の受容
第4章 「図書館員の倫理綱領」における志向性
第5章 権利保障の思想と判例法との接近
終章
著者紹介
福井佑介(ふくい ゆうすけ)
京都大学大学院教育学研究科助教。専攻は図書館情報学。
主な論文に「『情報や思想のひろば』をめぐる法的判断の思想的変容」(川崎良孝編著『図書館トリニティの時代から揺らぎ・展開の時代へ』所収、京都図書館情報学研究会、2015)、「図書館の倫理的価値の展開と限界」(『図書館界』64巻6号, 2013)、「図書館の倫理的価値としての『知る自由』と法学的『知る権利』」(『京都大学大学院教育学研究科紀要』60号, 2014)など。
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