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アーネスト・ヘミングウェイ、神との対話
高野泰志 著
2015年3月20日
定価:2,400円+税
四六判・ハードカバー・266ページ
ISBN:978-4-87984-334-0
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内容紹介

  ヘミングウェイの宗教に対する姿勢は終生、揺れ動いていた。信仰を持ちたいと願いながら、持てないでいる苦しみ──ヘミングウェイの生涯続いた信仰をめぐる葛藤を、いわば神との挑戦的な対話をたどり、ヘミングウェイ作品を読み直す試み。


【主要目次】
序章
第1章    ニック・アダムズと「伝道の書」──オークパークとピューリタニズム
第2章    信仰途上のジェイク──スコープス裁判と聖地巡礼
第3章    届かない祈り──戦争とカトリシズム
第4章    異端審問にかけられたキャサリン
第5章    信者には何もやるな──出産と自殺の治療法
第6章    革命家の祈り──政治と宗教の狭間で
第7章    サンチャゴとキリスト教的マゾヒズム
第8章    ニック・アダムズと楽園の悪夢
終章    ヘミングウェイが見た神の光


著者紹介

高野泰志(タカノ ヤスシ)
  京都大学文学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。
  岩手県立大学講師を経て、現在、九州大学大学院人文科学研究院准教授。
  専攻はアメリカ文学、とくにアーネスト・ヘミングウェイを中心に研究。
  著書に『引き裂かれた身体─ゆらぎの中のヘミングウェイ文学』(松籟社)、『悪夢への変貌─作家たちの見たアメリカ』(共編著、松籟社)、『ヘミングウェイと老い』(編著、松籟社)など。


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関連書

高野泰志『引き裂かれた身体 ―ゆらぎの中のヘミングウェイ文学―』

高野泰志・編著『ヘミングウェイと老い』
福岡和子+高野泰志・編著『悪夢への変貌 ―作家たちの見たアメリカ―』

千葉義也・編著『日本におけるヘミングウェイ書誌』
金澤哲・編著『ウィリアム・フォークナーと老いの表象』
金澤哲・編著『アメリカ文学における「老い」の政治学』