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フォークナーのインターテクスチュアリティ |
地方、国家、世界 |
田中敬子 著 |
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2023年1月20日 |
定価:2,200円+税 |
46判・ハードカバー・224ページ |
ISBN:978-4-87984-434-7 |
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内容紹介
南部というローカルな場所と人びとを管理統制する国家、そして弱者支配や搾取が拡大されていく世界。視野を縦横に伸縮させながら、フォークナーが書き継いできたものとは。
20世紀アメリカ文学の代表的作家ウィリアム・フォークナーの中・後期作品を中心に精読しつつ、それらのインターテクスチュアリティを改めて検討することで、フォークナー作品が到達した地平を検証する。
【本書の主要目次】
第一章 フォークナーのフランス──芸術、父権制、植民地
第二章 『村』──パロディを超えて
第三章 『行け、モーセ』の混沌──名前、系図、父権
第四章 記憶の形と継承──『尼僧への鎮魂歌』
第五章 『寓話』と越境
著者紹介
田中 敬子(たなか・たかこ)
名古屋市立大学人文社会学部名誉教授。
専攻はアメリカ文学。
著書に『フォークナーの前期作品研究――身体と言語』(開文社出版)、『ウィリアム・フォークナーと老いの表象』(共著、松籟社)、William Faulkner in Context(共著、Cambridge UP)などがある。
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関連書
『ウィリアム・フォークナーの日本訪問』(相田洋明 編著)
『ウィリアム・フォークナーと老いの表象』(金澤哲・相田洋明・森有礼・塚田幸光・田中敬子・梅垣昌子・松原陽子・山本裕子・山下昇 著)
『フォークナー、エステル、人種』(相田洋明 著)
『アメリカ文学における「老い」の政治学』(金澤哲・里内克巳・石塚則子・Mark Richardson・山本裕子・塚田幸光・丸山美知代・柏原和子・松原陽子・白川恵子 著)
『物語るちから ―新しいアメリカの古典を読む』(新・アメリカ文学の古典を読む会 編)