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十六の夢の物語 |
M・パヴィッチ幻想短編集 |
ミロラド・パヴィッチ 著/三谷惠子 訳 |
2021年10月15日 |
定価:1,900円+税 |
四六判・ソフトカバー・212ページ |
ISBN:978-4-87984-413-2 |
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内容紹介
時空を自在に超えて展開する、不思議な物語の数々。
後年『ハザール事典』で世界を瞠目させることになる作家の、奔放な想像力が躍動する幻想短編アンソロジー。
自室に掛けてある肖像画といにしえのモザイク画に描かれたバッコスの(そしてさらに、ある人物との)不思議な相似が次々と謎を生み出す「バッコスとヒョウ」、かつて王女ヘレナが東方正教会修道院の壁に埋めた宝物の秘密が解き明かされる「風の番人」など、16作品を収録。
著者・訳者紹介
ミロラド・パヴィッチ Pavić Milorad (1929-2009)
セルビアの作家・詩人・文学史家。1929年、ベオグラードにて生まれる。
ベオグラード大学卒業後、編集者として働きながら、大学でセルビア文学史を講じ、創作や学術論文の執筆を行う。1967年、詩集『パリンプセスト』で詩人としてデビュー。70年代から80年代前半にかけて、セルビア文学史をまとめた大著を刊行した。1984年に発表した小説『ハザール事典』がその斬新な形式ゆえに話題となり、一躍世界的な名声を得る。その後も、小説を読む行為に読者をより能動的に関わらせる仕掛けを施した作品を多数発表。
2009年、生地ベオグラードで逝去。
三谷 惠子(みたに・けいこ)
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。
現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は言語学、スラヴ語学、スラヴ言語文化論。
著書に『比較で読みとくスラヴ語のしくみ』(白水社)、『スラヴ語入門』(三省堂)、『クロアチア語ハンドブック』(大学書林)など、訳書にパヴィッチ『帝都最後の恋』、セリモヴィッチ『修道師と死』(ともに松籟社)、ドラクリッチ『バルカン・エクスプレス』( 三省堂)などがある。
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関連書
東欧の想像力
※パヴィッチ『帝都最後の恋』が収録されているシリーズです。