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世界の文学、文学の世界 |
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奥彩子・鵜戸聡・中村隆之・福嶋伸洋 編 |
2020年3月20日 |
定価:1,800円+税 |
四六判・ソフトカバー・288ページ |
ISBN:978-4-87984-387-6 |
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内容紹介
世界のさまざまな場所であまたの文学が生み出され、それら一つ一つを大切に受けとめる人たちの営みとともに、文学の世界がかたちづくられ、はてしなくひろがってゆく。
ケニア、シリア、イラン、タイ、デンマーク、アルバニアほか、多様な国の、多様な言語で書かれた小説・詩・戯曲を集めた、世界の文学/文学の世界への扉となるアンソロジー。
収録作品
【イタリア】 ヴァスコ・プラトリーニ『ヴァンダ』【イタリア】 [訳]小久保真理江
【シリア】 ザカリーヤー・ターミル『十日目の虎たち』 [訳]柳谷あゆみ
【イラン】 パルヴィーン・エテサーミー『孤児の涙/二滴の血』 [訳]中村菜穂
【イスラエル】エトガル・ケレット『たったの一九・九九シェケル(税、送料込)で』 [訳]細田和江
【ブラジル】 クラリッセ・リスペクトル『カーニヴァルの残りもの』 [訳]福嶋伸洋
【ソ連】 アンドレイ・プラトーノフ『名前のない花 昔話』 [訳]古川哲
【日本】 尾崎翠『アップルパイの午後』 [解説]由尾瞳
【ハイチ】 ジャック・ルーマン『上着』 [訳]中村隆之
【ケニア】 ジョモ・ケニヤッタ『密林の紳士たち』 [訳]浦野郁
【チリ】 アントニオ・スカルメタ『サン・クリストバルの自転車乗り』 [訳]山辺弦
【デンマーク】 民謡/バッゲセン/エーレンスレーヤ/インゲマン「アウネーテと人魚」他四編 [訳]中丸禎子
【アルバニア】 エルネスト・コリチ『庭』 [訳]小林久子
【バスク】 イバン・サルドゥア『ある本の来歴』 [訳]金子奈美
【エジプト】 アル=マーズィニー『ひとりで学べるアラビア語』 [訳]鵜戸聡
【フランス】 ジュール・ヴェルヌ『ジル・ブラルタル』 [訳]三枝大修
【ユーゴスラヴィア】 ドゥブラヴカ・ウグレシッチ『クロイツェル・ソナタ(新作)』 [訳]奥彩子
【タイ】 ノック・パックサナーウィン『トーン』 [訳]福冨渉
編者紹介
奥彩子(おく・あやこ)
共立女子大学教授。専門はユーゴスラヴィア文学。
著書に『境界の作家ダニロ・キシュ』(松籟社、二〇一〇年)、『東欧の想像力』(共編著、松籟社、二〇一六年)、『世界文学アンソロジー』(共編著、三省堂、二〇一九年)ほか。
訳書にダニロ・キシュ『砂時計』(松籟社、二〇〇七年)、デイヴィッド・ダムロッシュ『世界文学とは何か』(共訳、国書刊行会、二〇一一年)。
鵜戸聡(うど・さとし)
鹿児島大学准教授。専門はフランス語圏アラブ=ベルベル文学。
共著書に『クリティカル・ワード 文学理論』 (フィルムアート社、二〇二〇年)、『地中海を旅する62章』(明石書店、二〇一九年)、『国民国家と文学』(作品社、二〇一九年)ほか。
訳書にカメル・ダーウド『もうひとつの「異邦人」』(水声社、二〇一九年)。
中村隆之(なかむら・たかゆき)
早稲田大学准教授。専門はカリブ海文学、環大西洋文化論。
著書に『カリブ−世界論』(人文書院、二〇一三年)、『エドゥアール・グリッサン』(岩波書店、二〇一六年)、『野蛮の言説』(春陽堂書店、二〇二〇年)。
訳書にエドゥアール・グリッサン『フォークナー、ミシシッピ』(インスクリプト、二〇一一年)、同『痕跡』(水声社、二〇一六年)ほか。
福嶋伸洋(ふくしま・のぶひろ)
共立女子大学准教授。専門はブラジル文学。
著書に『魔法使いの国の掟─リオデジャネイロの詩と時』(慶應義塾大学出版会、二〇一一年)、『リオデジャネイロに降る雪─祭りと郷愁をめぐる断想』(岩波書店、二〇一六年)。
訳書にマリオ・ヂ・アンドラーヂ『マクナイーマ─つかみどころのない英雄』(松籟社、二〇一三年)、ヴィニシウス・ヂ・モライス『オルフェウ・ダ・コンセイサォン』(松籟社、二〇一六年)。
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