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神秘劇をオペラ座へ |
バルトークとバラージュの共同作品としての《青ひげ公の城》 |
岡本佳子 著 |
2019年7月31日 |
定価:3,000円+税 |
A5判・ハードカバー・304ページ |
ISBN:978-4-87984-380-7 |
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内容紹介
オペラ史上、特異な存在感を放つ《青ひげ公の城》。
筋は起伏に乏しく、群集合唱も派手なバレエもない、しかしその神秘性ゆえに忘れがたい印象を残すこの作品は、いっとき同じ建物に暮らした2人の芸術家──バルトークとバラージュ──によって創りあげられた。
彼らが生きた20世紀初頭ブダペシュトにおける文化的・歴史的文脈を、そして作者2人を取りまく人的交流を踏まえて、この謎めいたオペラを捉え直す。
【主要目次】
序章 ブダペシュト テレーズ環状通り17番に住む芸術家たち──「周縁」地域のオペラ作品へのアプローチ
第1章 「国民音楽」の殿堂──ハンガリー・オペラと王立歌劇場
第2章 音楽と演劇における「ハンガリー」の所在──モダニズム運動の多層性
第3章 バルトークとバラージュによる《青ひげ公の城》の制作
補論 亡き作曲家への「回想」──バラージュによるバルトーク像
第4章 バラージュの神秘劇──戯曲としての『青ひげ公の城』
第5章 バルトークの「音楽」──「夢」から「夜」への道筋
終章 オペラ初演、そして別れ
著者・訳者紹介
岡本佳子(おかもと よしこ)
東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース修士課程、博士課程修了。博士(学術)。
現在、東京大学教養学部附属教養教育高度化機構特任講師。
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