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東欧の想像力10 |
修道師と死 |
メシャ・セリモヴィッチ[著]/三谷惠子[訳] |
2013年7月16日発行 |
定価:2800円+税 |
四六判・ハードカバー・464ページ |
ISBN:978-4-87984-317-3 C0397 |
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内容紹介
信仰の道を静かに歩む修道師のもとに届けられた、ある不可解な事件の報。それを契機に彼の世界は次第に、しかし決定的な変容を遂げる。冷酷で得体のしれない権力、謎と恐怖に翻弄されながら、修道師は孤独な闘いを続けるが……
著者・訳者紹介
メシャ・セリモヴィッチ Meša Selimovic, (1910-1982)
1910年、ボスニアの北東部にある町トゥズラで、裕福なイスラーム教徒の家に生まれる。
ベオグラード大学で文学を修めたのち、故郷の高校で教師として勤務。第二次大戦中はパルティザン運動に参加して共産党員となり、戦後はサラエヴォ大学の教壇に立ちながら作家として活動した。
1966年に刊行された本書『修道師と死』が大きな反響を呼び、ユーゴスラヴィアで最も権威ある文学賞NIN賞を受賞。
作品にはほかに『静寂』(1962)、『霧と月明かり』(1965)、『砦』(1970)などがある。
1973年にボスニアを離れてベオグラードへ移住、1982年に同地で永眠した。
三谷 惠子
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。
東京大学文学部助手、筑波大学文芸言語学系講師、同助教授、京都大学人間・環境学研究科教授を経て、現在は東京大学人文社会系研究科教授。専攻は言語学、スラヴ語学、スラヴ言語文化論。
著書に、『クロアチア語ハンドブック』(大学書林)、『クロアチア語常用6000語』(大学書林)、『スラヴ語入門』(三省堂)など。
訳書に、スラヴェンカ・ドラクリッチ『バルカン・エクスプレス―女心とユーゴ戦争』( 三省堂)、ミロラド・パヴィッチ『帝都最後の恋』(松籟社)、ドゥブラヴカ・ウグレシチ「君の登場人物を貸してくれ」世界文学のフロンティア 第二巻『愛のかたち』(岩波書店)などがある。
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