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創造するラテンアメリカ2
わたしの物語
セサル・アイラ[著]/柳原孝敦[訳]
2012年7月27日発行
定価:1500円+税
四六判・ソフトカバー・165ページ
ISBN:978-4-87984-307-4 C0397
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内容紹介

「アイラとガルシア=マルケスは物語の美しさがそなえる本質的な新しさを私たちに思い出させてくれる」
――カルロス・フエンテス

  ある「少女」が語り始める――「わたしがどのように修道女になったか、お話しします」。――そこから語られるのは、都会への引っ越し、はじめてのアイスクリーム、学校、友だち、などなど、ひとりの少女の成長の物語に具合よく収まりそうな話題ばかり。しかし、これらの話題が、この「少女」の口から語られてしばらくすると、いずれも普通ではない、奇妙で滑稽で、時には恐ろしくもあるエピソードに展開していく。
  定型的な物語からすこし逸脱しながら、その逸脱さかげんによって妙に読者の思考を刺激する、不思議な雰囲気を持った小説。


著者・訳者紹介

セサル・アイラ
César Aira, (1949- )
  アルゼンチンの作家。コロネル・プリングレスという町に生まれ、のち首都ブエノスアイレスに移り、現在も同地に在住。
  1975年に小説『モレイラ』を刊行したのを皮切りに、次々と作品を発表。現在までに小説やエッセイを60冊以上刊行している。1992年刊行の『試練』は、ディエゴ・レルマン監督によって映画化された(邦題『ある日、突然。』)。
  ロベルト・ボラーニョが「今日のスペイン語作家で五指に入る存在」と評価するほか、後の世代の作家たちからも絶大な支持を集める。


柳原  孝敦
  1963年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得退学。
  現在、東京外国語大学総合国際学研究院教授。専攻はスペイン語文学・文化論。
  著書に、『劇場を世界に─外国語劇の歴史と挑戦』(共編著、エディマン/新宿書房)、『ラテンアメリカ主義のレトリック』(エディマン/新宿書房)、『映画に学ぶスペイン語』(東洋書房)など。
  訳書に、カルペンティエール『春の祭典』(国書刊行会)、ボラーニョ『野生の探偵たち』(共訳、白水社)、バルマセーダ『ブエノスアイレス食堂』(白水社)、『チェ・ゲバラ革命日記』(原書房)などがある。


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