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横光利一と関西文化圏 |
黒田大河、重松恵美、島村健司、杣谷英紀、田口律男、山ア義光 編著 |
2008年12月30日 |
定価:3800円+税 |
A5判・ハードカバー・334ページ |
ISBN:978-4-87984-268-8 |
在庫あります |
内容紹介
横光利一をはじめとして、同時代の作家たちによって描かれたフィクションとしての〈関西〉をたどります。本書の目次
プロローグ?関西文化圏とは(田口律男)
第1部 横光利一のなかの「関西文化圏」
都市との遭遇――「第五学年修学旅行記」を中心に(田口律男)
〔コラム1〕東洋のマンチェスター(田口律男)
〔コラム2〕横光の作品と伊賀方言(福田和幸)
帰郷という視点――「姉弟」と「御身」の地名性(島村健司)
〔コラム3〕琵琶湖疏水(島村健司)
〔コラム4〕中村嘉市について(杣谷英紀)
一九二一・神戸――「灘にゐたころ」から(杣谷英紀)
〔コラム5〕川崎三菱大争議(杣谷英紀)
〔コラム6〕小松清と神戸港(重松恵美)
「家族会議」論――図式とその相対化の可能性(掛野剛史)
〔コラム7〕映画『家族会議』(田口律男)
〔コラム8〕大大阪(黒田大河)
「故郷」としての「関西文化圏」――「三つの記憶」から(黒田大河)
〔コラム9〕伊賀上野・柘植(福田和幸)
〔コラム10〕横光梅次郎(川畑和成)
第2部 同時代のなかの「関西文化圏」
関西からの発見/関西への発信――谷崎潤一郎「卍」「痴人の愛」から「細雪」へ(日高佳紀)
〔コラム11〕鉄道と関西文化圏(日比嘉高)
月給取りの視点から見た大阪――水上瀧太郎『日曜』『大阪』『大阪の宿』(山ア義光)
〔コラム12〕大阪の路面電車(山ア義光)
「慣性の都」・京都――菊池寛が「生活第一、芸術第二」の信条を生み出した土地(箕野聡子)
〔コラム13〕川辺の桜(重松恵美)
原風景としての大阪――宇野浩二『清二郎 夢見る子』を中心に(柳沢孝子)
〔コラム15〕京都・姉妹映画の系譜(木田隆文)
病床からの接近、〈世間〉としての大阪へ――梶井基次郎「のんきな患者」(別所誠)
〔コラム16〕奈良とギリシア憧憬(畑中健二)
東にはいつも何かある――武田麟太郎の「釜ヶ崎」(下平尾直史)
〔コラム17〕『辻馬車』と『作品』(若松伸哉)
大阪に刻印された「小説の思想」――織田作之助と横光利一両文学の交響と異響(伴悦)
〔コラム18〕大阪のラスコーリニコフ(重松恵美)
エピローグ(編者一同)
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